国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は1日の米テレビで「世界の多くにとって、今年はこれまでよりも厳しい年になりそうだ」との見通しを示した。IMFは月内に経済見通しを改定する予定で、2023年の世界の成長率を昨年10月時点の2.7%から引き下げる可能性もありそうだ。 IMFは、先進国の中央銀行で相次ぐ政策金利の引き上げなどを理由に、昨年10月に見通しを下方修正した。米国などで利上げは続いており、景気後退への懸念は高まっている。
ゲオルギエワ氏は世界経済のマイナス要因について「米国、EU、中国が同時に減速している」と指摘した。