ウクライナ情勢を巡ってアメリカが中国によるロシアへの支援があった場合の制裁に言及したことを受け、中国外務省は「中国の正当な権益を損なってはいけない」と牽制（けんせい）しました。 ウクライナ情勢を巡ってアメリカ政府は、中国のロシアへの経済と軍事的な支援が行われた場合には中国に対し、制裁などの措置を検討していると明らかにしています。 これについて中国外務省は15日の会見で、「国際法を根拠としない一方的な制裁に反対する」と述べました。 そのうえで「制裁は問題解決にならず新たな問題を引き起こす」と主張しましたが、ロシアへの支援の可能性については言及しませんでした。 また、「アメリカがロシアとの関係を扱う時に中国の正当な権益を損なってはいけない」と強調し、アメリカ側を強く牽制しています。
