プーチンとトランプを離反させること、
大統領就任から、その一点に絞ってネオコンはトランプ批判を繰り広げてきた。
それがいま成功しつつある。
オバマ政権時代には、米国とロシアとの間の根強い不信感がシリア和平会議の進展を妨げた事実がある。
そして又、ロシアが大統領選期間中のハッキングに関与している(ロシア側は否認)、あるいは11月の本選挙におけるトランプ氏の勝利を支援しようとしていたというFBIなど情報当局の結論に対し、トランプはこれまでずっと否定的だった。
だがその包囲網は狭められ、ここに来て遂にロシア離反の踏み絵を踏まされた。
おそらく大統領訴追と引き換えに取り引きが行われたのだ。
トランプはロシア敵対政策に180度舵を切った。
共和党のリンジー・グラハム上院議員は、同党のジョン・マケイン上院議員(上院軍事委員会委員長)とともに、ロシアに対して現行よりも厳しい制裁を科すための法律を導入するとさえ述べている。
「彼ら(ロシア)の最大の弱点である金融部門・エネルギー部門に打撃を与えるような制裁を導入するつもりだ」とグラハム上院議員は、NBCの「ミート・ザ・プレス」で述べている。(ロイター)
「彼ら(ロシア)の最大の弱点である金融部門・エネルギー部門に打撃を与えるような制裁を導入するつもりだ」とグラハム上院議員は、NBCの「ミート・ザ・プレス」で述べている。(ロイター)
世界から憎悪と戦争の時代が終わることはネオコン勢力にとって自らの死を意味していたのだ。
では、
ネオコン戦争屋たちの恐れていた自らの死とは何か?
アサド・シリアはプーチン・ロシアと共闘の結果ISを追い詰め、全土平定は時間の問題であった。
中東の大きな混乱の一つが治まれば、NATO縮小の声が立ち上がるかも知れない、
ヨーロッパは軍備の拡張が経済的疲弊を招いていることを知っている、理解している。
アサド・シリアがプーチンと共にシリア全土を掌握し中東の平和が齎(もたら)されることにアメリカは、アメリカ・ネオコン戦争屋は、絶対に同意出来ない。オバマを押さえ込み、今又イカれた不動産屋崩れを操ろうとしているウォールストリートの軍事金融・軍産の薄汚れた連中のエサは昔から変わらない、憎悪と殺戮なのだ。
残虐なヒトラー・ファシズム軍と100万の死者を出しながら包囲戦を戦い抜いたレーニングラードの大学でウラジミール・プーチンは戦争の世紀に別れを告げるレーニンの理論を学んで社会に踏み出して行った。レーニンと毛沢東の薫陶を受けたプーチンと習近平の綱を渡るような平和へのたたかいが成功するかどうかはわからない。