殴られた上村遼太君のバスケの先輩が主犯Aの家に、許さんゾ、と乗り込んだ。
Aの母親が恐れ、警察を呼んだ。そのとき川崎臨港署が出動した。
しかし上村君が殴打された傷害事件はスルーされた。
そこで殴打事件などの深い追求が行われていたら報復の殺人事件は起きなかった。
Aの母親が恐れ、警察を呼んだ。そのとき川崎臨港署が出動した。
しかし上村君が殴打された傷害事件はスルーされた。
そこで殴打事件などの深い追求が行われていたら報復の殺人事件は起きなかった。
殴打の跡を具に調べていたら川崎臨港署は上村君への報復を想定出来たはずである。
母親を巻き込んだこの「警察沙汰」にAは切れた。
Aの切れ方が異常なのは若年性アルコール長期摂取依存症による。
母親を巻き込んだこの「警察沙汰」にAは切れた。
Aの切れ方が異常なのは若年性アルコール長期摂取依存症による。
主犯Aと上村遼太君の逃げ場のない悲劇の終焉は表裏である。
彼らを追い込んだのはこの社会だ、社会がこの責任から逃げることは出来ない。
「川崎事件の徹底した検証」って何?
主犯Aと上村遼太君の二人の母親が否応なく対峙せざるを得なかったこの日本社会の中で、
吹き荒れる平成軍事ファシズムの暴風に成す術もなく立ち竦みながら帝都郊外の荒んだ街でいつ果てるとも知れない日常を生き抜くしかなかった。軍需経済の拡大が取り分け母子と女性を貧困と暴力に叩き込んで行く過程は1930年代の日本社会が証明している。
悲劇は、Aも遼太君も必死でこの母親を守ろうとしたことだった。
この時代にあって、愛は、可能なのか?
驚くべきことだが、離婚して子供を抱えた母子家庭に国も市も県も充分な援助をしていなかった。母子家庭には無条件で十全な生活費を支給する義務が国家にはある。憲法25条で厳密に国に義務を課している。
日本社会の隅々まで蔓延り始めた軍事資本がこの腐敗政党を使い、マスコミを手足として行っているのはあらゆるところに憎悪を散布し社会と国民を分断して行く戦前から受け継がれた軍事ファシズムの最も汚い戦略である。沖縄や原発、格差や税金、果ては歴史認識に至るまで国民は分断され対立させられ犬のように統治の餌食になっている。
国民一人ひとりが今いる場所からこの社会を蝕んで拡大する軍事ファシズムに対する断固たるたたかいを開始しなければ、生活のすべてが破壊されてしまう。
川崎の一角で起きた悲劇は腐敗した資本と極右政治の膿が傷口を破って噴出した一例である。
真摯な検証と反省が成されなければ同種の事件が起きるのは必定である。