◎激報（３） 徴用工像の公館前設置闘争と水掛け姫の出頭、帝国支配に終止符を打つ韓日国民のたたかい。

日本国民は徴用工像の公館前設置闘争と水掛け姫の出頭逮捕を強く支持している。

たたかう韓国国民の怒りは、我われ日本国民の怒りと共通のものである。

徴用工問題は過去と現在の日韓労働者に襲い掛かり収奪し隷属を強要する悪辣な資本に対する歴史のたたかいなのだ。

最高裁の判断を受け、韓国の地裁や高裁ではすでに、元徴用工が新日鉄住金、三菱重工業などを相手に賠償などを求めた訴訟で日本企業が敗訴するケースが相次いでいる。

詳細な検証で徴用工問題に横たわる企業の悪辣さが次々に証明されている。

朝鮮半島徴用工の悲惨には比べるべくもないが日本の下層労働者も同じ時代、徴用の悲惨に叩き込まれていたのだ。

アジア侵略強盗や軍需工場に狩り出され生活も半生も奪われた日本国民は、韓国全国民主労働組合総連盟（民主労総）の労働者が主導する徴用工像設置闘争を支持する。

おなじ仲間なのである。

水掛け姫とはなにか？

いうまでもない、安倍やパククネという利権屋一派を自在に動かして来た悪辣な資本の象徴である。

水を掛けられた韓国より、日本はもっと深刻である。

何人もの働く仲間が過労死に追いやられ、追い詰められて自死にまで至った若者も多い。

日韓労働者の共通の敵を見誤ってはいけない。

日韓国民は同じ敵に攻撃されて来た、今もそうなのだ。

朝鮮半島と日本に根を張った軍事資本を叩き潰し時代を回転させる日韓国民のたたかいが加速している。

現代日本の若者も徴用され命まで奪われる。闘う韓国の労働者と連帯する若者が増えている。

厚生労働省の資料によると、先進７カ国を比較した若年層（１５〜３４歳）の死亡原因で日本は韓国と並びダントツで世界トップ。

イギリスやイタリアなどと比べると日本における若者の自殺率は４倍以上という数字である。

原因のトップは仕事の人間関係や仕事の重荷・不満などで、半数以上の人が仕事を鬱病になった一因だと考えている。

過重な仕事が原因で鬱病に追いやられ自殺に追い込まれる。

奴隷環境に慣らされた若者は信じられないことに労働組合さえ作らない職場で働いている。

従軍慰安婦と同じである、暴力で拉致して労働力としていた。

『大陸東洋経済』 座談会 朝鮮労務の決戦寄与力
1943年（S18)12 月1 日 ただし座談会開催は1943 年11 月9 日
募集機構の不備
記者 そうすると今まで労務の供出はどういう方法でやっておられましたか。

朝鮮総督府労務課事務官・田原実
 従来の工場、鉱山の労務の充足状況を見ると、その九割までが自然流入で、あとの一割弱が斡旋だとか紹介所の紹介によっています。
ところが今日では形勢一変して、募集は困難です。
そこで官の力－官斡旋で充足の部面が、非常に増えています。
ところでこの官斡旋の仕方ですが、朝鮮の職業紹介所は各道に一カ所ぐらいしかなく組織も陣容も極めて貧弱ですから、一般行政機関たる府、郡、島を第一線機関として労務者の取りまとめをやっていますが、この取りまとめがひじょうに窮屈なので仕方なく半強制的にやっています。
そのため輸送途中に逃げたり、せっかく山に伴われていっても逃走したり、あるいは紛議を起こすなどと、いう例が非常に多くなって困ります。
しかし、それかといって徴用も今すぐにはできない事情にありますので、半強制的な供出は今後もなお強化してゆかなければなるまいと思っています。

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朝鮮総督府文書課長 山名酒喜男

 しかし航空機工業を始めとして、日本の産業規模を急速に三倍、四倍に拡充していかなければならぬ今日、その必要労力を他の剰っている所から持って来るということになると、結局朝鮮の農村にかかって来ざるを得ない。

それはいかんからと言ってもはじまらんと思う。要するに日本の産業規模を三倍、四倍にすることが動かすべからざる前提だとすると、結局朝鮮農村の適期作業の問題とぶつかって来る。

そこで最後は女を全的に働かせ、学生はその期間学校に置かぬという風にするより方法がないと思うのです。

朝鮮土建協会理事 森武彦

 朝鮮の女は使いようによっては相当働きます。一体土建労働に女が出るかなんて言われていたんですが、慶北の榮州郡の鉄道工事のときには、女がたくさん出て働いた。
仕事はグリを運ぶとか、トロリーを押すときにやるコザコザしたものですが……。また他の鉄道工事にも女がたくさん出て働きました。私は奨励の仕方では相当働くと思いますね。