米ワシントンを訪問中の岸田文雄首相は13日(日本時間14日)、バイデン米大統領とホワイトハウスで約2時間会談した。日本政府は岸田首相が「異例の厚遇」を受けたとアピールした。
バイデン氏は会談に先立ち、ホワイトハウスの南正面玄関で自ら出迎え。その後、2人でローズガーデンを見渡す廊下を歩き、会談会場へ向かったという。同行した木原誠二官房副長官は同行記者団に対し「バイデン政権では各国首脳の出迎えは儀典長が行うのが通例で、大統領自らが出迎えるのは極めてまれだ」と述べた。
首脳会談はワーキングランチも含めて行われたが、首相は首脳会談に先立ち、ハリス副大統領の副大統領公邸での朝食会に出席した。木原氏は「朝食会も含め、バイデン政権は首相を非常に歓迎し厚遇いただいた」と強調した。
日米首脳会談を巡っては、近年では、安倍晋三元首相とトランプ前大統領がゴルフも交えた「緊密な関係」をアピールしている。バイデン氏との首脳会談では、訪米した菅義偉前首相はハンバーガーを振る舞われた。