フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相、イタリアのドラギ首相が16日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。 ロシアによる2月の侵攻開始後、3首脳のウクライナ訪問は初めて。 西欧3首脳は今回の訪問で、ウクライナへの支援を改めて表明し、対ロシア姿勢をめぐってウクライナとの間に生まれた溝を埋めたい思惑があるとされる。ゼレンスキー氏との会談では、ウクライナの欧州連合(EU)加盟も議題に上るとみられる。 ゼレンスキー氏との会談に先立ち3首脳は、ロシア軍撤収後に民間人多数の遺体が見つかったキーウ近郊イルピンを訪問。マクロン氏は記者団に対し「ウクライナ軍と市民の勇敢さ」を称賛するとともに、「ウクライナはロシア軍に抵抗し、勝利しなければならない」と強調した。