世界12カ国の海軍や海上自衛隊の艦艇などによる「国際観艦式」が6日、相模湾で行われた。岸田文雄首相が出席して訓示し、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を非難。核・ミサイル開発について「断じて容認できない」と強調した。日本での国際観艦式は2002年以来、20年ぶり2回目で、自衛隊機へのレーダー照射問題などで関係が冷え込んでいた韓国海軍も参加した。
首相は護衛艦「いずも」艦上から各国艦艇の航行を視察。訓示では、中国を念頭に「他国の平和や安全を武力の行使や威嚇で踏みにじる者が現れる事態に備えなければならない」と述べ、防衛力を5年以内に抜本的に強化すると強調した。