ベルリンの華やかさは単なる見せ掛けにすぎず、人種差別主義や耐え難いほど暴力的な政権が隠蔽されていることをわかっていたのは、数人の報道記者のみだった。
1939年9月1日、ドイツはポーランドに侵攻した。それを機に第二次世界大戦が勃発し第12回東京大会と第13回ロンドン大会が中止されたため、この大会が大戦前最後の大会となった。
第二次世界大戦の勝者であるイギリスで行われるロンドン大会は、世界大戦終結後の1948年に繰り越されて第14回大会として開催されたが、1940年の東京大会は日中戦争の激化などにより日本側が開催権を返上した上に、日本が第二次世界大戦における敗戦国となったために繰り越されず、実に24年後の第18回大会まで開催を待つことになる。
腐敗自民党菅義偉政府と極右日本会議小池百合子知事が主導する2020東京オリンピックも腐臭を放つ暴力と差別が充満した爛れた祭典である。
朝鮮半島での慰安婦犯罪も中国大陸での侵略虐殺・731部隊の細菌犯罪も隠蔽されたままTVでは韓国・中国人への露骨な差別報道が続けられている。
大会のメダル報道の今も沖縄辺野古では皇軍犯罪を引き継いだ腐敗詐欺集団自衛隊が国民を半殺しにしながら辺野古軍事基地を強行建設している。
ヒトラーの第11回ベルリンオリンピックと裏は同じなのだ。