ドナルド・トランプ側近の筆頭であるスティーブ・バノンの失脚が盛んに流されたが、そうはなっていない。しかし米国の世界戦略を決める大統領府の最高意思決定機関である国家安全保障委員会(NSC)の常任メンバーからバノンは外された。代わりにNSCを仕切るのは、米軍出身で軍産系のマクマスターである。トランプは、米国の諜報機関やマスコミなどの軍産複合体に取り込まれたのか、それとも妥協し取引したのか。
文在寅はそのようなトランプ政権の内部事情をよく把握していたようだ。
決定的で野放図な妥協を微妙に回避して帰国した。