容疑者らはメルケル首相の難民寛容政策を支持する政治家を列挙した暗殺標的リストを作成していた。
犯人のドイツ連邦軍兵士はシリア難民を装って保護申請しており、暗殺を実行することで国民の反難民の民族憎悪をあおろうとしていた。
3人は、A~Dまで4段階にレベル分けした暗殺の標的のリストを作り、最も排除すべき人物だとするAにガウク前大統領やマース法相が含まれていた。
共犯の極右大学生24歳の容疑者は多数の弾薬を用意していた。
日本の軍部は5・15事件や2・26事件で多くの政治家を惨殺するクーデターを起こしている、
戦後も1961年(昭和36年)には極右の旧軍関係者等が政府要人の暗殺を企てた三無事件で摘発されている。その政府要人暗殺未遂事件で逮捕され東京地裁で懲役8ヶ月の有罪判決を受けた一人が当時25歳の極右学生で三無塾企画総務局長の鮫島正純であった。この男は現在、池口恵観と名乗り「永田町の怪僧」のあだ名を持ち安倍晋三など日本会議などの政治家と親交がある。
彼らの計画は容共的な閣僚、政治家、労働組合総評、日教組などの労組指導者も暗殺対象としていた。警視庁などの治安当局に計画の参加を求め、応じない場合は暗殺なども考えていた。そのあとで自衛隊を中軸に据えて国家権力を握るというもので、事前に旧知の自衛隊幹部に働きかけをおこなっていた。