アベノミクスの勝利である。
泥棒たちがほぼ総取りの成功を収めつつある。
「“大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!”これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。それゆえ、資本は、社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命にたいし、なんらの顧慮も払わない。」(「資本論」第一部(1巻)第三篇第八章)
資本家の性格が性悪だからそうなるといったものではなく、逆に、資本主義的生産の内的な法則性が競争を通じて資本家にそういった行動を取らせるのだ、と本質が述べられる。
いまのそれは世界を覆う「過剰生産」である。
日銀・黒田が何をしようが実体経済を活性化することはできないのだ。
実体経済で後退がはじまっているのは日本だけではない、世界がそうなのだ。
そして、
各国の中央銀行は夜も寝ないで札を刷りまくってばら撒き続けている。
積み上がる過剰生産とじゃじゃぶじゃぶの紙幣が、澱んだ泥水の中で腐り始めている。
腐敗する宿命を背負った資本が行き着く先は、いつの時代も同じである。
泥棒以外に出来ることはないのだ。
分り易い泥棒の典型が安倍極右カルト一派を使って行われているアベノミクスという詐欺である。
詐欺経済である。