PONGISAYOKUって何ですか?

軍事部門を抱えた会社は犯罪企業である。 自衛隊・米軍、軍事基地が必要だと洗脳されている国民が一気に減少している。Linkfree

G7によるG20の分断工作。 外相会合、途上国は対露批判に同調鈍く

2日に実質的な討議が行われた20カ国・地域(G20)外相会合は、ロシアのウクライナ侵略をめぐり、米欧とロシアの対立が改めて鮮明となった。双方は批判を応酬した上で、侵略をめぐって対応が揺れるグローバルサウス(南半球を中心とする途上国)を取り込む動きを強化。議長国インドはG20の融和と団結を呼びかけたが、顕在化したのは深刻な分断だった。(シドニー 森浩) 「多国間主義は危機にひんしている。世界に深い溝がある時期にこの会合は開かれている」 インドのモディ首相は2日の会合冒頭、ビデオメッセージでこう参加国の亀裂に言及した。モディ氏はG20の連携を訴えた上で、途上国が食料・エネルギーの高騰や巨額の債務負担に直面している現状を踏まえ、参加国に「グローバルサウスの声に耳を傾ける」よう求めた。 インドは議長国として、外相会合が侵略をめぐる批判の応酬になることは避けたい考えがあった。だが、2月下旬のG20財務相中央銀行総裁会議と同様、会合ではウクライナ情勢についての発言が相次ぐ展開となった。 ブリンケン国務長官は席上、「今回の会合の価値はロシアのウクライナに対するいわれのない不当な戦争によって再度、損なわれてしまった」と指摘。G20はウクライナからの撤退を求め続けなければならないと付け加えた。 ドイツのベアボック外相も「ロシアは、G20が他の問題に集中することを妨げている」と批判した。 欧米はロシアに経済制裁を発動しているが、グローバルサウスに同調の動きは鈍い。制裁参加に慎重なのは、ロシアや中国が米欧主導の国際秩序に対し「多極化」を唱え、接近してきたことも背景にある。ブリンケン氏は「米国が(物価高など)世界的な課題に焦点を当て、主導的役割を果たすことに変わりはない」と述べ、グローバルサウスに寄り添う姿勢を示した。 一方、ロシアは今年のG20関連会合をウクライナ侵略の正当性のほか、欧米批判を発信する好機と捉える。対露融和姿勢を崩さないインドが議長国を務めるためだ。ラブロフ外相は2月28日にインド入りすると、国際的孤立を回避すべく、中国やインド、ブラジル、トルコ各外相と相次いで2国間会談を実施した。 在インド・ロシア大使館は会合前の声明で「米国とその同盟国による破壊的な政策は既に世界を大惨事の瀬戸際に追いやっている」と自説を展開。欧米が「低所得国の状況を悪化させている」と指摘し、こちらもグローバルサウスを取り込む姿勢を示した。 グローバルサウスを意識した動きは、秋に予定されているG20首脳会議でも展開されそうだ。 インド外務省幹部は「グローバルサウスの意見は多様だが、確かなのは冷戦期のような二極化を望んでいないことだ」と指摘。米欧やロシアが自陣営に取り込むことの困難さを指摘した。