12年ぶりの復権はならなかった-任期満了に伴う宮崎県知事選は25日に投開票された。選挙戦終盤で元職の東国原英夫氏(65)が猛追するも及ばず、現職の河野俊嗣氏(58)が多くの政党・団体からの支持を基盤に票を固めて逃げ切った。新人で政治団体代表のスーパークレイジー君(本名・西本誠)氏(36)も子ども医療費や給食の無償化などで子育て世代の若年層へ切り込んでいったが大きな支持は得られなかった。 東国原氏につきまとったのは、12年前に宮崎県を襲った家畜の疫病、口蹄(こうてい)疫が広まり、2期目を期待されながら、1期で辞任したこと。口蹄疫の対応が辞任理由であったが、当時は何も言わずに静かに県庁から退いていった。
日本近代史家で「逝きし世の面影」の著作や、作家の故石牟礼道子さんを編集者として支えたことで知られる渡辺京二(わたなべ・きょうじ)さんが25日午前、老衰のため熊本市内の自宅で死去した。92歳。