大阪府でついに1099人の新型コロナウイルスの感染が確認され、過去最多となった。
府の病床使用状況、療養者数、新規感染者数はいずれも緊急事態宣言の目安となる「ステージ4(爆発的感染)」に到達。とくに重症病床の運用率は92.7%(12日時点)と深刻だ。
大阪では9割が英国型の変異ウイルスに置き換わり、基礎疾患のない若い世代も重症化している。
それは緊急事態宣言を1週間前倒しで解除し、その後、感染急拡大への対応が遅れた吉村知事の判断ミスが一因だ。
重症病床が満床になるのは時間の問題だが、そもそも病床不足を招いた原因は、吉村府政が確保病床数を引き下げたためだ。
それまで府は確保病床数を最大フェーズの「215床」としていたが、緊急事態宣言の解除を受けて「150床」のフェーズ3に変更してしまった。最大フェーズのままだったら、ここまで重症病床が逼迫することはなかった