安倍政権時代から菅首相が引き継いだ日本学術会議の任命拒否事件。
毎日新聞の本日朝刊記事によると、〈14年10月以降のある時点で、官邸側から「最終決定する前に候補者を説明してほしい」と要求された〉。
安倍官邸は理由を説明することもなく2ポストで優先順位1位と2位の差し替えを要求した。
2016年12月、大西元に本会議会長は官邸で官房副長官と面会したが、ここで杉田和博官房副長官は2017年10月の会員半数改選にかんして〈総会承認前の選考状況の説明と、改選数より多めに候補者を報告すること〉を要求してきた。
杉田官房副長官といえば、安倍政権下で菅義偉氏が“官僚の監視”を担わせ、自身が総理就任にあわせた人事でもそのまま再任させた人物。
今回、京大の山極寿一前総長(今年9月30日に退任)は、定員を超過する名簿を出すのを拒否した。