5月よ、また復活せよ
―5・18民衆抗争30周年にあたって
また5月です、君よ、
わたしに5月を歌えといいますか
うごかぬ唇で5月をたたえよといいますか
まぶしく、あまりにも美しい燦爛たる5月を
本当にどう歌えというのですか。
あの日の血痕も消されたところに
わずかの補償金に変わてしまった
朽ちた骸の墓だけが残った5月を
5月から統一へ!あの日の叫び
民族統一のあの誓いを破って
冷たい石碑だけが残った5月を
いったい、どう歌えというのですか。
花の中でもっとも美しい花
花の中でもっとも香ばしい花
花より美しい人のために
花より香ばしい涙のために
5月はいのちの月、まぶしい愛の月
君よ、また5月です。
まわるまわる歴史の轍
いつわりとまことの間にたちすくみ
碑石に封じられた5月よ
墓に葬られた真実よ
いばらの刺さった私の舌で
どう5月を歌えというのですか。
―5・18民衆抗争30周年にあたって
また5月です、君よ、
わたしに5月を歌えといいますか
うごかぬ唇で5月をたたえよといいますか
まぶしく、あまりにも美しい燦爛たる5月を
本当にどう歌えというのですか。
あの日の血痕も消されたところに
わずかの補償金に変わてしまった
朽ちた骸の墓だけが残った5月を
5月から統一へ!あの日の叫び
民族統一のあの誓いを破って
冷たい石碑だけが残った5月を
いったい、どう歌えというのですか。
花の中でもっとも美しい花
花の中でもっとも香ばしい花
花より美しい人のために
花より香ばしい涙のために
5月はいのちの月、まぶしい愛の月
君よ、また5月です。
まわるまわる歴史の轍
いつわりとまことの間にたちすくみ
碑石に封じられた5月よ
墓に葬られた真実よ
いばらの刺さった私の舌で
どう5月を歌えというのですか。
(文炳蘭「5月よ、また復活せよ」)
昨年、韓国で最もヒットした映画「タクシー運転手」も光州事件を描いたものでいま日本でも大ヒットしている。
韓国5・18、当時、米軍に操られた軍部に拘束された文在寅(ムンジェイン)大統領は「光州の犠牲があったからこそ、私たちの民主主義は耐え、再び立ち上がることができた」。
そして
「5月の光州は、全国をともしたろうそく革命として復活した」と述べている。
日朝にはアタマのおかしい天皇制が根を張り、深く洗脳されている国民を治療して国民による国民のための社会・政治体制を確立するのは並大抵ではないだろう。
韓国のろうそく革命もまだまだ未完である。
だが、日韓朝から腐り切った軍事資本、軍部という究極の犯罪詐欺構造を排除しない限り社会と経済に未来はない。
国民は悲惨な社会に沈む。
別れが長すぎる
悲しみが長すぎる
四方が塞がれた死の土に立って
貴女、手真似する女人よ
悲しみが長すぎる
四方が塞がれた死の土に立って
貴女、手真似する女人よ
乳房も奪われ、純潔もふみにじられ
いよいよ黒髪までも失っても
我らは再び会わねばならぬ
我々は銀河を渡らねばならぬ
烏鵲橋がなくても踏み台がなくても
胸を踏んで渡り、再び会うべき我ら
剃刀の刃の上でも踏んで渡り、会うべき我ら
別れは、別れは終わらねばならぬ
干上った銀河水、涙で溶かして
胸と胸に踏み台をおいて
悲しみは終わらねばならぬ、恋人よ。
文炳蘭 (「織姫へ」)
いよいよ黒髪までも失っても
我らは再び会わねばならぬ
我々は銀河を渡らねばならぬ
烏鵲橋がなくても踏み台がなくても
胸を踏んで渡り、再び会うべき我ら
剃刀の刃の上でも踏んで渡り、会うべき我ら
別れは、別れは終わらねばならぬ
干上った銀河水、涙で溶かして
胸と胸に踏み台をおいて
悲しみは終わらねばならぬ、恋人よ。
文炳蘭 (「織姫へ」)