世界に頻発するテロ事件。
2003年2月5日の国際連合安全保障理事会において、アメリカの国務長官コリン・パウエルは、イラクが化学兵器、生物兵器などを密かに開発、所持しているなどと意図的に偽造した報告に基づいて90分に渡ってデタラメを並べ立てた。パウエルのその報告は10年以上前にイラク研究のアメリカ人大学院生の稚拙な論文を盗み書きしたものであり、フセインがナイジェリアから500トンのウラニウムを購入しょうとしたという書類も偽造であった。悪辣なのはこれらは既に偽情報だと分っていたのに米英の政府機関はイラク・フセイン打倒によってイスラム世界を破壊と殺戮の液状化にするためにイラク侵略の口実としたことだ。
製造や金融で、一気に国境を破壊してグローバル化による怒涛の戦略によって巨大な利潤が独占体に集約されて行った。
戦争のグローバル化を目指して憎悪の戦略が始動し、血塗れの世界が現出した。
その戦略は更に巧緻に更に暴力的に今も続いている。
腐敗を極める軍事金融資本が次に狙いを定めているのはアジアである。