政府はミサイル防衛に関し、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替として、新型のイージス護衛艦2隻を建造することを閣議決定した。岸防衛相「北朝鮮によるミサイルのわが国に対する脅威が高まっている、そうした中で、わが国はしっかりしたミサイル防衛体制をとっていかなければならない」政府は、イージス・アショアの配備断念を受けた代替策として、新型の「イージス・システム搭載艦」2隻を建造することを正式に決めた。設計費用など17億円が2021年度予算案に計上される。また、いわゆる「敵基地攻撃能力」の保有については結論を見送った一方で、敵の射程圏外から攻撃できる長射程の巡航ミサイル「スタンド・オフ・ミサイル」を新たに開発すると決定した。