ロッキード事件の「全貌」とは何だったのか?
事件から40年。
事件の真相を知るための第一級の資料が次々に発掘されているという触れ込みのドラマである。ロッキード事件の捜査を指揮した東京地検特捜部の主任検事・吉永祐介は日米軍需利権の間を泳ぐ犬として描かれている。吉永が生前、密かに自宅に保管していた膨大な極秘捜査ファイルを入手したというアホっぽい設定になっているのは事実だからだろう。
検察は当然21億円のカネの流れを知っていた。
事件から40年。
事件の真相を知るための第一級の資料が次々に発掘されているという触れ込みのドラマである。ロッキード事件の捜査を指揮した東京地検特捜部の主任検事・吉永祐介は日米軍需利権の間を泳ぐ犬として描かれている。吉永が生前、密かに自宅に保管していた膨大な極秘捜査ファイルを入手したというアホっぽい設定になっているのは事実だからだろう。
検察は当然21億円のカネの流れを知っていた。
戦後日本の黒幕・児玉誉士夫を徹底的にマークしていたと如何にも本当らしく放映画像化されている。
極秘ファイルと元検事たちの証言をもとに、歴史的事件の捜査の、知られざる内幕を「実録ドラマ」化するという惹句は真相をとうに知っている国民からすればアホっぽい脚本である。
日米軍事財界という腐り切った構造がこれから変化して行くというNHKドラマとノンフィクションの2日間であった。