2016年初春、ひたひたと日本経済を侵食する軍需経済、
軍事部門を拡大して行く腐り切った犯罪企業が国民生活と国民経済をボロボロにしようとしている。
今日の午後、滋賀・大津地裁は「過酷事故対策などに危惧すべき点があるのに、安全性の確保について関電は主張や証明を尽くしていない」と高浜原発3、4号機に対して運転差し止めを命じる決定を出した。余りにも当たり前の判決である。
デタラメ極まりない安全宣言の虚構の上に構築された原子力村腐敗の極の利権構造を司法も最早見逃すことは出来なかったのだ。
犯罪的な既成事実を無法に積み上げて、その犯罪事実を梃子(てこ)に違法を正当化して行く日本ゴロツキ構造の常套手段である。
その戦前から引き継がれた腐り切った構造が、戦後日本を動かして来た。
憲法違反の自衛隊と、ポッダム宣言受諾違反の軍需経済という二つの犯罪構造に目を瞑り、戦前を凌ぐ異様な極右カルトの跋扈と腐り切った軍事財界を国家の中枢に据えた体制作りを行ったツケがいま一気に全土を覆っている。
戦前から引き継がれた腐り切った構造が、安倍極右内閣という腐敗カルトをあろうことか表舞台に引き上げたのだ。
高浜原発の再稼動は、犯罪であった、
詐欺であった、
安全などどこにもなかった、利権のために国民の命と生活が差し出されていた、
腐った黴菌は腐った水にしか棲めないのである。
その明白な根拠は、米国公文書館で公開された外交機密文書である。この文書はいまだ殆ど誰も手にしていない文書であった。貴重な文書だったと有馬教授は述べている。
戦前から続く腐敗軍事財界と腐敗官僚の手足となって来た新聞である。